- 会社名
- 株式会社 アスコラル構造研究所
- 所在地
- 〒532-0004
大阪府大阪市淀川区西宮原2丁目7-45 フルーレ第2新大阪508号
- 代表者
- 柏本 尚人
- 資本金
- 1000万円
- 従業員数
- 8人
- 事業内容
- 建築構造設計及び監理、コンサルタント
- 事務所登録
- 大阪府知事登録(ル)第6525号
1970年
外村静夫、村沢藤四男、中東達男が建築構造事務所アスコラルを設立
1974年
外村静夫、村沢藤四男が株式会社アスコラル構造研究所として法人化
2017年
柏本尚人が代表取締役社長に就任
事業、計画の根底にある根本的な理念
デザイナーと構造設計者とは、あまり仲が良いとは言い難い。仲が悪いというよりも、互いの理解度が浅く、敬して遠ざけているといったところが感じられる。
しかし、互いに学び合おうという気持ちは持ち合わせている。両者はそう思い合っているに違いない。
それは、構造学自体がいまだにあまり明解な境地に達していないということも原因の一つと考えられる。未開発の部分は依然として残っていようし、明解でない部分もまだ多い。極端に言えば、構造に関しては、一つひとつの設計がいまだにテストケースであると思う。
デザイナーの皆様には、ここで世にベテランと言われる構造設計者は、こぞって批評家たるべく精神を持ち続けていることを知っていただきたい。
ここに、『イソップ物語』から導き出された教訓がある。これを建築に当てはめてみると、
1)丈夫なものは抵抗しようとする。
2)抵抗するから、余計な力を受ける。余計な力を受けるから、先に壊れる。
と語り継がれてきている。
どこかの柱が地震に遭遇したとき、真っ先に壊れるようでは困る。壊れるときは、すべての柱、すべての梁が、一緒でないと具合が悪い。ちょうど良いバランスの構築が、最も美し いスケルトンの組み合わせとなることは周知の通りである。
50年ほど前に発行された建築作新のための集まりは、「ASCORAL」と命名され、ただ一つのことを専門にしている本職の建築家だけを集めたのではなく、幅広く門戸を広げた集まりから成っている集団である。
当時、このご本の「教え」の一端でも吸収できればとの思いから、事務所名とさせていただいております。
事務所設立50年の節目を迎え、更なる信頼をいただける「アトリエ事務所」として、醸成・確立に注力し、次の「ASCORAL」へと引き継いでいきたいものである。
株式会社 アスコラル構造研究所 創業者 外村静夫 村沢藤四男